Original Enclosure DIY [Day 5]

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Original Enclosure DIY [Day 4] 完成まであとわずか 前回フレームまでは組み上がっていたので残るは外壁となるアクリル板を取り付けるのみ。今日……

エンクロージャ最終章?

ずっと保留してきたLCD設置です。
正直、扉面に埋め込もうか、上部に見上げるように設置するかなど悩んだのですが
ひとまずお手軽で位置的にも文句なかった今まで通りの底板に固定することにしました。

ただ、本体メンテナンスや大掃除などで簡単に取り外せる事が大前提。
LCDケースで採用した「MK4 Hyperpixel 4」に付属していたPrusa純正エンクロージャ用パーツを流用することにしました。

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ケーブルを作り直す

まずは純正では短いのでケーブル作成。
フラットケーブル、パワーパニック用アース、OctoPrint用USBケーブルをひとまとめにする計画。

まずはフラットケーブルをカット。
今回は少し余裕を持って1000mmにしました。

両端に端子を取り付けます。
ちなみに端子はこちら。

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Male-on-Wire Connector, Micro-MaTch 2-215083-4 Ribbon Cable Connectors, Cable-to-Board, 24 Position, 1.27 mm .05 in Centerline, Vertical, Through Hole - Solder, 2 Row, Micro-MaTch Industrial
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ノーブランド フラットケーブルブリッジタイプ KFX-26(B) 芯線間ピッチが1.27mmでMILコネクタの圧接に最適。絶縁体の剥離無しにUコンタクトによる一括圧接が可能。配線スペースが小さく実装密度が向上し、配線作業が容易。芯線間に隙間が無い為に障害物に引っ掛かる事がありません。 ブリッジタイプ(全面溶着)・UL2651(105℃・300V)VW-1適合品

しっかりとテスターで通電チェック。
これを怠ると不具合出た時に面倒&下手したら故障の原因になるので手を抜かず検査。

最後にケーブルをまとめるので今のうちに細切りに。
ちゃんとしたケーブルだと被覆を綺麗に爪だけで裂く事ができるので楽。安いケーブルだと配線が見えちゃうことも。

今回アース線はブルーを選択。なぜなら一回も使った事がない色なのでたっぷり余っているから。

フラットケーブル、アース、USBケーブルをひとまとめにしてこんな感じでケーブルは完成。

底板の加工

扉と底板に隙間がほとんどないのと、ハンドルの位置的な問題で今回は直接底板の側面にLCDを設置する計画に。
冒頭で書いた純正エンクロージャ用のパーツを流用させてもらって取り外し簡単なひっかけ固定方式です。

M3スクリューで固定させたいので、まずは幅5mmの穴を10mmほど開けます。

そこにM3の鬼なんとか金具を差し込みます。鬼おろし?鬼カサゴ?あれなんだっけ?
そうそう、鬼目ナット。ジャストフィットで埋まったけど4.5mm穴のほうがシンデレラフィットだったかも。

そのままではドアに引っかかる位置だったので、ネジ穴を板厚に合わせて調整しプリント。
中央のケーブルをまとめる為の部分の形状が気に入らないけどひとまずこれで。

これをM3ボルトで固定して完成。

ケーブル再配線

純正のケーブルを今回作ったケーブルに変更します。

参考までに、タイラップを外して純正ケーブルを外したところ。

新しいケーブルを設置してタイラップでギュッ!したところ。

ケーブルはこの太い1本に集約されています。
これだけ太いと配線悩みそうなところ、スカッシュボールダンパーのおかげで余裕の取り出しです。

グロメットを経由してエンクロージャの外へ。
本体メンテナンスのたびに通さないといけないのは1つ改善ポイントかな。
気が向いたらパネル化しよう。

ひとまず完成

裏側を見せてしまうと、弛んだケーブルで減点対象ですがこれでひとまず完成。
LCDを外さないといけませんが、下のドライケースの扉も開けられるようになりました。

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Original Enclosure DIY [Postscript] その後のエンクロージャ Postscript.いわゆる後記、後日譚というやつですね。エンクロージャを変更……
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